2019年8月19日月曜日

カセットテープのCD化

DATのトレイの故障で、カセットやVHSも機器が故障したら見たり聞いたりできなくなることを改めて危機に思い、DATに録音してあるものを含めてCD化しようと思い立った。
カセットに至っては、デッキが10年ほど前に故障した時に修理せずに廃棄してしまっている。アイワのカセットのわりと高機能機種(AIWA XK-S9000)だったが、故障当時はほとんどカセットを聞くことはなく、処分してしまってもいいかと思ってしまった。
テープ自体は処分せずに残してあったので、お盆の帰省時に兄がほとんど使わずにおいてあるソニーのエントリー機種を借りてきて、少しずつCDにし始めてます。

今から30年も前の芳志戸門下の発表会のカセットから始めていて、音質はなかなかに録れていて、当時のことを思い出しながら聞いている。ipod iPhoneなどへitunesを使ってのデジタルコピーは、ファイルをコピーするので短時間でできる。それにすでに慣れきっているので、カセットからのデジタル化は録音されている時間分そのままコピーに時間がかかり、A,B面を入れ替えたり、巻き戻しをするという、当時当たり前だった事が懐かしくもあり、やはり億劫でもありながらやっている。

当時の芳志戸門下のレベルは本当に高かったなあと、演奏曲を見ると痛感する。1986年7月10日(1988年7月が正しい日付のよう)「ギターの夕」という会のプログラムは

ファリャ/スペイン舞曲1番(デュオ)
山岸磨夫/まどろみ、かルリ/ディベルティメント
ソル/メヌエットニ長調、イ長調
ソル/「魔笛」の変奏曲
デュアルテ/イギリス組曲
バリオス/大聖堂
ソル/グランドソナタより
トローバ/ソナチネ
ロドリーゴ/ファンダンゴ、サパテアード
ソル/「羊歯」による変奏曲
ロドリーゴ/祈祷と舞踏
バイス/ロジー伯、スカルラッティ/ソナタ

という本当に豪華なプログラムだった。ただ残念ながらプログラム資料が残ってなく、誰の演奏かわからない。多分自分は最後のバイスとスカルラッティを弾いたはず。

あと、87年にS-Twoでカセットだけが発売された、芳志戸師とハーモニカの崎元さんとの吉松作品と山岸作品のテープもCD化し、30年ぶりくらいに聞き直した両者の音色に鳥肌がたった。

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