2013年10月28日月曜日

1週間切りました

3日まで1週間を切って、今更焦ってもしょうがない。けど、準備は怠らないようにと心がけています。

先週は、火曜日(22日)にBSでロシアの若手女流ギタリスト、イリーナ・クリコヴァの初めて聞くロシアの作曲家による作品のとてもガッチリした説得力ある演奏、水曜日(23日)はトリフォニー・ホールでジョンに次いで、木曜日(24日)はピアノのマレイ・ペライアのリサイタルをサントリーホールで聴いた。3日続けて素晴らしい演奏を聞けたけど、ペライアが群を抜いて感動した。
プログラムは
 バッハ:フランス組曲第4番
 ベートーヴェン:ソナタ「熱情」
 シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化
 ショパン:即興曲第2番
       スケルツォ第2番

冒頭のバッハの柔らかいけど透き通った無垢な音色に耳を奪われ、続くベートーヴェンは対極をなすようなおどろおどろしいような音で始まり、強靭な音色を繰り広げて畳みかけるようなフレーズが展開。後半のシューマンとショパンのロマン派では、前半とはまた違った強いけど洗練された色で弾き分けられる音の万華鏡のような美しさにともかく聞き入りました。
時代、曲調によって音色&表情を描き分けられる演奏。当たり前のようだけどなかなかお目にかかれない。バッハはバッハにとっての音色感やダイナミズムが、ベートーヴェンにはベートーヴェンの、そしてシューマン、ショパンしかり。

音色感の描き分けは、ギターにとっては表現しやすそうだけど、常に気をつけないとどの時代の曲を弾いても同じ音色に陥りやすいので気が抜けない。などと思いつつ、3日の曲の音色変化をさらに気をつけながら浚っています。

2013年10月24日木曜日

ジョンの引退公演へ

昨日ジョン・ウィリアムスを聞きに、トリフォニーホールに行きました。
チケットを買ってしばらくして、引退の報道や大ホール以外での小ホール(PAなし)での公演ある、等々招聘元もあたふた感が。1800席近くの大ホールなので、さすがに完売はしなかったようだけどほぼ満席。日本の最終公演は最近ギターの演奏会がとても多く、議連のコンクールも行われる会場で、PAなしを謳いステージ近くの席は¥20.000でさすがに高すぎて売れていないよう?

 プログラム
エイトール・ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
フェルナンド・ソル:モーツァルト「魔笛」の主題による変奏曲
ヨハン・セバスティアン・バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番より)
イサーク・アルベニス:アストゥリアス
フランシスコ・タルレガ:アルハンブラ宮殿の思い出
ジョン・ウィリアムス:ステッピング・ストーンズ 第1番、他ジョンの自作曲3曲
スタンリー・マイヤーズ:カヴァティーナ(映画「ディア・ハンター」のテーマ)
アグスティン・ピオ・バリオス:ワルツ 第3番
イグナシオ・フィゲレード:ロス・カウハリートス
アントニオ・カリージョ:星の涙
ベニート・カノニコ:エル・トトゥモ
(アンコール)バリオス:フリア・フロリダ

いきなりのヴィラ=ロボス前奏曲5曲はさすがにまだエンジンがかからないようで、相当危なっかしいというか一瞬違ったメロディーが、でも崩れずに弾ききるところはさすが。それ以外ほぼ破綻なく、以前東京文化で聞いた時よりはるかによかった。シャコンヌはセゴビア版を基にジョン自身が改訂したものだろうけど、素晴らしかった。
現代ギター誌によれば、今後は作曲活動(自作曲を自レーベルから発表したり)やグローブ座の芸術監督としてのプロジェクトなどでは自らの演奏もするということのようだ。

終演後、生徒さん数人と錦糸町駅近くのチェーン店居酒屋へ。そこは各テーブルにipadのようなタブレット端末があり、その画面にタッチして注文するというところでした。
 
注文の総額、数人の場合一人当たりの値段も表示できて便利



2013年10月19日土曜日

台風多いですね

今年は本当に台風の当たり年のようだ。伊豆大島に甚大な被害を残した26号が過ぎ、来週には27号が襲来すると。予報では、また水曜(木曜)あたりか。

台風が去ったら朝晩は急に冷やりして、昼間は秋らしい気持ちの良い日が。午後、記念公園へ。

 台風でも倒れずに、丘一面に咲いているコスモス

 紅葉の始まっている木も
箱根駅伝予選会のゴール地点は記念公園のみんなの原っぱ。
 

2013年10月14日月曜日

音合わせ

昨日は来月3日のコンサートの音合わせを、3時からたっぷり4時間近く。
今朝もほぼプログラム順に一通りやって、あとは当日本番前で大丈夫かな?・・・

お昼近くは好天の中、久しぶりに吉祥寺まで。公園店は、すっかりきれいに改装されていて、相変わらずの大盛況でした。焼き場の浜ちゃんも変わらずにいました。
 公園に面した席は明るくガラス張り
 昭和の雰囲気はなくなったけど、レトロ感を少し残してくれていて
焼き鳥80円は変わらずがうれしい!

2013年10月11日金曜日

運指の見直し

11/3日のプログラムは以前に何度が弾いた曲があるのだが、今回改めて運指を付け直したりしている。以前の書き込みを見ると、どうしてそんな運指が?という個所が何か所もあって、自分で以前つけた運指に驚いたり、恥じたりしながらの作業。よくもまあそんな運指で弾けていたのか、と思うところもあるけど、今よりは瞬発力がある頃だったのでそれでよかったのかもと・・・でも、無駄にというか無理に頑張っていただけかもと思うと・・・・

生徒さんで2人ピアソラの曲を始めた人がいて、一人が天使のミロンガに挑戦。Youtubeで気に入った演奏があるといって教えてくれた。

オランダの人だが、ともかく手が大きい。とても女性の手とは思えない。このヴァージョンは楽譜を持っているので知っているけど、冒頭からセーハーの連続&かなり開かないと届きにくい個所ばかりなのに、どう見ても楽々弾いている。身長もかなりある人のようだけど、この手の大きさは”反則”か。最近人気のパクキュヒさんが見たらどう思うのだろう?

2013年10月10日木曜日

倍返し

昼間は30℃近くで半袖でもいい日があるけど、日が落ちるとさすがに冷んやりして、体調を崩す人が多くてレッスンのお休みが続いたりしてます。
いつからこの名で売られていたのか知らないけど、ついつい買ってしまいました。といっても、「倍返し」を流行らせたドラマは全く見ていないのですが・・・落合がドラゴンズのGMになるようで、「俺流」とあったのも面白くて。

2013年10月5日土曜日

三善氏の訃報

原宿の会まであと約1か月。少しでも足を運んでくれる方が多いといいのだけれど・・・

芳志戸師が最も敬愛し、尊敬していた作曲家の三善氏4日亡くなられたと、アサヒcomでつい先ほど知った。師が身を削る思いで録音した、三善晃ギター作品集といえる「黒の星座」のディスクを改めて聞いている。
同時期の武満氏とは全く違って、聞き手の心を鷲掴みにしてぐいぐい引っ張りこむ(それが嫌な人には耐えられない音楽かもしれないけど)、強靭な意志というか語り口には本当に凄さを感じ、それをギター一本で表現した師の音世界にはやはりとても足もとに及ばないというか、久しぶりに聞くと頭を思いっきりひっぱたかれたような気になる、本当に惹きこまれる音世界。

それはさておき、コンサートまで残り1カ月で、ちゃんと練習しています。
が、そんな中で、BSで小澤征爾復活のサイトウキネンフェスティバルの大西順子トリオとのガーシュインの名演、今日のFMでのNHK音楽祭での藤村実穂子(メゾ)に聞き惚れていたりしてます。