2012年12月31日月曜日

よいお年を

2012年もあとわずか。

年末は28日に帰省。ピークの1日前だったけど、東名と新東名の合流付近から万年渋滞の愛知県に入っての岡崎を過ぎるまでに約2時間もかかった。翌29日は約40キロ近い渋滞になったようなので、少しはましだったか。

29日夕刻は中村氏と久々に知立(東海道53次の一つ)で一杯。
30日は実家恒例の餅つき。毎年欠かさずやっていて、いまだに市販のお餅はほとんど食べたことがない。
餅つきが終わればかなりのんびりでき、パソコンと楽譜、ギターも持参しての帰省で、フィナーレで1曲編曲し、市販曲でとても読みづらい譜を見やすくなると思い入力。帰京までに生徒さんから頼まれている2曲をタブ譜にできるかな???お屠蘇の量が過ぎれば気力がなくなるのだが・・・

来年は久々にコンサートをするつもりです。具体的に決まったら、ちゃんとお知らせしますのでよろしくお願いします。

では、皆様よいお年を

2012年12月24日月曜日

記念公園のイルミネーション

 久しぶりに記念公園のイルミネーションへ昨日出かけました。
毎年多摩地区では人の出るイルミネーションだけど、年ごとに規模が縮小されているようで、寂しい限り。

年々電球の数が減り、日没後は入園無料だったのが有料化され、12月に入ると毎土・日に打ち上げられていた花火は今年は昨23日と24日だけに。
  


国営公園なので、緊縮財政のあおりを真っ先に受けるのだろう。


































来年のギ連のコンクール本選の課題曲は「エピターズ」に決まったようである。故芳志戸師のために書かれた曲がどのように弾かれるのか、なんとか都合をつけて聞きに行ってみようと思います。

2012年12月21日金曜日

モンポウ

モンポウの「唄と踊り」の6番のカンシオン、10番は両方と13番のカンシオンを少し前からはじめてます。6番はピアノ譜から自編し、アリリオ・ディアス編も参考にして少し変更しながら弾いてます。10番はBérben社版Segovia archive(editor:A.Gilardino)とそれに含まれるMompou直筆ファクシミリと、ピアノ版を見比べながらどれが一番いいのか検討しながら。13番はイエペスに献呈されていて、その録音も残っているのだが、J.Codina編の出版譜では違う部分もあったり、その運指だとなかなかメロディーが浮かび上がらない個所が多々あり、運指を考え考えやっているのでなかなか進みません。

モンポウといえば「コムポステラ組曲」が、ギターリストにとっては最も重要な曲だというのは間違いないと思います。セゴビアに献呈され、セゴビア版としてSalabert社から出た楽譜が弾かれ(自分もそうです)続けていると思います。「唄と踊り10番」と同じくBérben社からA.Gilardino編・直筆ファクシミリ付きが出版されていて、見比べるとセゴビアの意志というか、ギターにとってオリジナリティーをそんなに損ねることなくいかに美しく易しく響かせるかをとても考えられている物だということがよく判った。原典重視というのも判るけど、セゴビア版の方が”ギター”でモンポウの世界を表現するには適している気がします。

モンポウ自身はセゴビア版をどう思っていたのだろうか。セゴビアがギターで表現するにすいて、モンポウに色々相談して変更したのではないだろうか・・・

http://www.nicozon.net/watch/sm4556743

モンポウの歌曲「Damunt de tu només les flors」というとても美しい曲のお宝映像が!
ロス・アンヘレスが歌い、モンポウ自身がピアノを。YouTube以上に色々広告が邪魔だけど、この2人が揃っての映像が観られるだけでいいか!


2012年12月17日月曜日

ピアソラのピアノ曲

芳志戸師の姪のピアニスト三舩優子さんの8月に発売されたCDで、ピアソラのかなりアカデミックな作品が聴けて面白い。ピアソラがナディア・ブーランジェに師事したことは有名だが、”クラシック”作品を聴いたことはなかった。「ピアノのための組曲作品2」は解説(濱田二郎先生)によると若い頃の作品で、タンゴとは無縁。ヨーロッパのモダンなピアノ音楽の流れを汲む、という記述どおりいわゆるピアソラ節は皆無。ただロマンチックな旋律が何となくピアソラかな、と思わせる所も。
他にはヴィラ=ロボスの小品とヒナステラのいかにもアルゼンチンというか南米物の舞曲集とピアソラの3つの前奏曲、アンコール的に”天使のミロンガ”が収められている。
南米物のピアノ曲、一聴の価値ありと思います。

2012年12月13日木曜日

カンティガス100

先回モンポウの歌と踊り10番について少し書きましたが、今日レッスンの空き時間に"mompou cantigas"で検索してみたら、歌の原曲はCantiga 100ということがわかりました。YoutubeでCantigasを検索するとこの100番はかなり上位にあるので、今も中世から歌い継がれている曲のようです。


追記
色々調べているうちに見つけました。
『歌』は、カンティガ〈聖母マリア頌歌100番〉より。4分の4拍子、ラルゲット・モルト・カンタービレ。ここでは、心の内深くに秘められているであろう悲しみ、そこからは人生の重みさえも感じられる。一音一音に心をこめて、祈るように。
4分の3拍子、『踊り』は「愛らしく」。カンティガ〈聖母マリア頌歌179番〉より。人生のあらゆる苦悩や悲しみを知っているからこそもつことのできる慈しみのようなものがここにはあるのではないだろうか。



引っ越し

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