2017年9月28日木曜日

パルティータを聞き比べ

先日24日深夜(25日未明)のBSで、五嶋みどりのバッハの無伴奏全曲演奏の放送があり、月曜の朝から繰り返し視聴したり、itunesでも聞いている。
今日はパルティータ2番に限って、ギドン・クレーメル、ギル・シャハム、ヒラリー・ハーン、イツァーク・パールマン等々聞き比べてみた。ヴァイオリニストは著名な人は数多いだろうけど、バッハの無伴奏6曲を弾いている人は意外と少ないかもと思われた。もちろんギターの世界でも、リュートの組曲などをちゃんと全曲残しているのは稀有かな。

以前はクレーメルのシャコンヌを繰り返し聞いていた時期もあったけど、クレーメルより若い世代の人と比べると、あまりに重くて、パルティータとしては舞曲の組み合わせでの各舞曲の性格づけも若い世代の演奏の方がはっきりしていてわかりやすい。
それに、若い世代の人は装飾をごく自然に、そしてとても効果的に入れていると思う。

2017年9月25日月曜日

バリオスの映画

昨日、ある生徒さんさんが”伝説のギタリスト「マンゴレ」”の東京での2回目の上映を観てきて、パンフレットをわざわざ持ってきてくれた。2015年にパラグアイで作られたこの映画があること自体つい最近まで知らず、上映会を知った時にはすでに満席で予約を締め切っていたので、とても残念に思っていた。生徒さんの感想では、素晴らしい音楽を残した人だが、生き方については首をかしげることの多い人だった、と。
次の東京での上映会か、DVDの発売、ネットでのレンタルが始まることを期待してます。

予告編
https://vimeo.com/217136292

映画といえば、今月は3本観ました。「ダンケルク」、「三度目の殺人」とitunesで「君の名は」。「ダンケルク」は第2次世界大戦の映画の中でも異色で、英仏がひたすら撤退をせざるを得ない作戦を描いた作品。小型船や民間の船も動員しての撤退作戦があったことを知らなかったし、その撤退作戦の成功が兵力の損失を防ぎ、のちにドイツを降伏させた一因となっていたことを初めて知った。最近見た映画では一番面白かった。