ファリャのドビュッシー讃歌にピアノ版があることは以前から知っていたし、その楽譜も持っているのだが、オーケストラヴァージョンがあることを現代ギター誌1月号で初めて知り、ただそれを聞きたくて「三角帽子」はすでにいろんなCDで持っているのだけれどamazonで頼んでしまった。
ファリャの唯一のギター曲が、自身のオーケストレーションでどのような楽器編成・選択になっているかをどうしても聞きたくなった次第です。「Homenajes」という4曲からなる讃歌の組曲?の第2曲にあたり、冒頭は「恋は魔術師」を思わせる弦の響きが。有名な「三角帽子」「恋は魔術師」のような華々しい管楽器の使い方はなく、オーケストレーションもドビュッシー管弦楽の使い方を取り入れたもののように思う。
最初はギター版、その後にピアノ版とオーケストラ版をというドビュッシーへの敬愛の気持ちがいかに強かったのかと思いつつ、ファリャ自身この作品がお気に入りだったのかな、とも思ったりして。
いろいろネットで調べていたら(Homenaje(Falla))1920年に作曲され、リョベートがオリジナルのギターで初演(1921.02.13)する前、1921.01.24にハープ・リュートで演奏されていたようだ。
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