2012年12月21日金曜日

モンポウ

モンポウの「唄と踊り」の6番のカンシオン、10番は両方と13番のカンシオンを少し前からはじめてます。6番はピアノ譜から自編し、アリリオ・ディアス編も参考にして少し変更しながら弾いてます。10番はBérben社版Segovia archive(editor:A.Gilardino)とそれに含まれるMompou直筆ファクシミリと、ピアノ版を見比べながらどれが一番いいのか検討しながら。13番はイエペスに献呈されていて、その録音も残っているのだが、J.Codina編の出版譜では違う部分もあったり、その運指だとなかなかメロディーが浮かび上がらない個所が多々あり、運指を考え考えやっているのでなかなか進みません。

モンポウといえば「コムポステラ組曲」が、ギターリストにとっては最も重要な曲だというのは間違いないと思います。セゴビアに献呈され、セゴビア版としてSalabert社から出た楽譜が弾かれ(自分もそうです)続けていると思います。「唄と踊り10番」と同じくBérben社からA.Gilardino編・直筆ファクシミリ付きが出版されていて、見比べるとセゴビアの意志というか、ギターにとってオリジナリティーをそんなに損ねることなくいかに美しく易しく響かせるかをとても考えられている物だということがよく判った。原典重視というのも判るけど、セゴビア版の方が”ギター”でモンポウの世界を表現するには適している気がします。

モンポウ自身はセゴビア版をどう思っていたのだろうか。セゴビアがギターで表現するにすいて、モンポウに色々相談して変更したのではないだろうか・・・

http://www.nicozon.net/watch/sm4556743

モンポウの歌曲「Damunt de tu només les flors」というとても美しい曲のお宝映像が!
ロス・アンヘレスが歌い、モンポウ自身がピアノを。YouTube以上に色々広告が邪魔だけど、この2人が揃っての映像が観られるだけでいいか!


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