2012年12月17日月曜日

ピアソラのピアノ曲

芳志戸師の姪のピアニスト三舩優子さんの8月に発売されたCDで、ピアソラのかなりアカデミックな作品が聴けて面白い。ピアソラがナディア・ブーランジェに師事したことは有名だが、”クラシック”作品を聴いたことはなかった。「ピアノのための組曲作品2」は解説(濱田二郎先生)によると若い頃の作品で、タンゴとは無縁。ヨーロッパのモダンなピアノ音楽の流れを汲む、という記述どおりいわゆるピアソラ節は皆無。ただロマンチックな旋律が何となくピアソラかな、と思わせる所も。
他にはヴィラ=ロボスの小品とヒナステラのいかにもアルゼンチンというか南米物の舞曲集とピアソラの3つの前奏曲、アンコール的に”天使のミロンガ”が収められている。
南米物のピアノ曲、一聴の価値ありと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿