2018年7月25日水曜日

83歳の初心者

災害級という暑さの中でも、夏の甲子園の予選が進んでいて、近いうちに100回の記念大会の55校の出場校が決まりそう。出身県の愛知県は、記念大会なので東西に別れて2校出場でき、刈谷高校は東愛知でシード校になっていた。接戦を勝ち残り、準決勝まで残ったけど、第1シードで、準決勝まですべてコールド勝ちで、過去日本大会出場経験のある高校に敗れた。春季大会ではコールド負けだった相手に、9回まで戦ったのだから大善戦としておこう。

今教えている生徒さんで最年長は、83歳の女性。しかも、この6月に入会という初心者。「昔々ヴァイオリンを少し習ったことがある」という人なので、楽譜を読むことは問題ない。指もとても柔らかく、1フレットを1指で押えたまま3フレットに3指が楽々届く、どころかフレットをオーバーしそうになる。指に関してはそんなに問題なさそうだが、いかんせん83歳、視力は眼鏡をかけてもかなり怪しくなっているようで、①弦を押えているのか②弦を押えているのかよく見えてないようだ。耳も音程が判っているときもあるけど、違う音が出ていても弾いたり押えることに頭が一杯一杯なのか気付かないことも。でも認知度に全く問題はなさそうなので、少しでも曲が弾けるようになって頂ければと思う。

この生徒さんが先日のレッスンの時に、「免許の更新が済んだ」とおっしゃっていた。「免許を返納して、もし主人に倒れられた時にはどうしようもないから」。特に夏の間は避暑で清里高原にある別荘で過ごすようで、「車が運転できないと、買い物に行けないので」と。今までも80歳を過ぎた生徒さんが何人かいたが、みんな免許の返納は考えてない人ばかりだった。「車を運転できない人生は考えられない」「高速道路をマイペースで80キロ走行するのは気分いいし、一般道より安全」・・・辞めていった生徒さんたちは今も運転しているのかな?しているとしたら、とても心配なのだが。

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