2018年3月5日月曜日

ヘスス・ロペス・コボスの訃報

スペインの指揮者、ヘスス・ロペス・コボスの訃報が伝えられた。この指揮者とスペイン国立管弦楽団の演奏には忘れがたい記憶がある。
セゴビアが亡くなった1987年の春に来日して全国ツアーをしていたコボス指揮スペイン国立管弦楽団の来日公演にはイエペスも帯同しアランフェスを各地で演奏。ちょうど東京での公演日の朝の新聞にセゴビアの訃報が載り、追悼演奏が行われた。本プログラム共々超名演で、今でもその時に聞いたアランフェスがこれまで聞いた中の最も素晴らしい演奏だったと思っている。
イエペスはその後の来日で、日本のオケと何回かアランフェスを聞かせてくれたけど、指揮者もオケとも気心知れたスペインのオケとの共演ほどの演奏はなかった。
コボスは時々来日して、N響を振ってスペインものを聞かせてくれたりした。ファリャの「三角帽子」が放送されたことがあったが、やはり一味違った演奏を聞かせてくれていた。

Youtubeにコボス指揮スペイン国立の「三角帽子」があった。
カスタネットのルセロ・テナがスペイン舞曲1番をソリストとして演じている演奏の指揮もコボスのものがあった。

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