先週末の18日、所沢ミューズでゲルギエフ指揮マリインスキー管弦楽団の公演を聴きに行ってきた。
プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」より3曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
というオールロシア物の名曲コンサートで、ピアニストは2011年チャイコフスキーコンクールの優勝者ダニール・トリフォノフ(2010年のショパンコンクールは第3位)と人気指揮者という組み合わせなので、ホール入り口にはチケット完売で当日券はありません、と。
このピアニスト、超絶技巧の持ち主で、これまで聞いたチャイコフスキーのピアノ協奏曲のテンポでは一番早く感じた。でも、ただの速弾きではなく、早いパッセージの中にも感情の起伏というか表情があり、2楽章ではたっぷり歌い上げてそうとうな弾き手だと思う。チラシに載っていたアルゲリッチの「こんなものは聴いたことがない」というのを実感した。
YouTubeでみつけたたぶんチャイコフスキーコンクールの時の演奏
「悲愴」はこれまで何回か日本のオケで聴いたことがあるけど、響きが全く違った。センチメンタルで憂鬱な響きはなく、明確な響きで、ピアニシモが美しく、かつダイナミズムも充分感じられた素晴らしい演奏が聴けた。
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