2014年6月15日日曜日

ロドリーゴの協奏曲3曲聞く

昨14日(土)かつしかシンフォニーヒルズで、荘村さんの演奏活動45周年記念のコンサートを聴いてきた。
大友直人指揮都響との共演で
グラナドス:「ゴイエスカス」間奏曲(オケのみ)
ロドリーゴ:「ある貴紳のための幻想曲」
      〃       :「アランフェス協奏曲」
                  ・ ・ ・
ファリャ:「三角帽子」第2組曲(オケのみ)
ロドリーゴ:「アンダルシア協奏曲」
というプログラム。

アンダルシア協奏曲は、ロメロ一家ののためにロドリーゴが書いた曲で、4本のギターのための協奏曲なので、録音物も少ないし実演というとめったにその機会がない作品。今回は荘村、福田進一、鈴木大介、大萩康司といういわゆる豪華メンバーでの演奏で、フラメンコを思わせる舞踏的な部分やロドリーゴ特有の甘美なメロディーが聞かれ、オケとの絡みも良く楽しんで聞けた。
プログラム構成上、後半の第1曲がファリャの「三角帽子」第2組曲、その後にロドリーゴの協奏曲というのを心配したけど、4人のギタリストの快演のせいか?そんなに聞きおとりすることはなかった。

荘村さんは、前半に「貴紳」と「アランフェス」、後半「アンダルシア」の後にはオケを下がらせて4人でボッケリーニ:「ファンダンゴ」をアンコールでやり、最後には一人で「アランブラ」を。超ハードな演奏を繰り広げ健在ぶりを発揮。ここ数年で聞いた荘村さんでは特に気合が入っていたというか、楽器も一番鳴っていたし、「アランフェス」は以前ビルバオ響との実演の時より、昨日のほうがはるかに良かった。

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