2014年5月1日木曜日

ピアノのため「優しき玩具」

ゴールデンウイーク、有休を上手に使うと11連休になるようで、生徒さんで一人だけそういう人がいる。顔には笑みを浮かべつつ、言葉遣いはいかにも申し訳なさそうに「11連休です」と報告してくれた。

4月25日にリリースされた吉松隆ピアノのための「優しき玩具」(Pf.河村泰子)を、Amazonで昨日入手。
「優しき玩具」というと、ハーモニカの崎元さんと師匠の録音がまず浮かび、現代ギター社から出ているギターソロ&デュオ曲集があり、ギターのための作品だとずっと思っていた。

CDの吉松さん本人のライナーノーツによると、もともと1972年(18~19歳ころ)ころにピアノのために「日記のように書きためたスケッチの中から」選んで出された「優しき玩具」第1集があり、続いて20~21歳ころに書かれたのが第2集。
その後、「長い暗黒の時代を経て」1983年に「現代ギター」の1年間の連載に書下ろしとギター化したものを発表し、1985年にギター作品集として出版された。その時にオリジナルのギター曲として作ったものなどから編纂されたものが第3集。
3集で全34曲、長くて3分の短い曲だけど、素晴らしい吉松ワールドに浸れます。

崎元&芳志戸による録音曲の原曲は
朝の歌:第2集第1曲「タンポポの花瓶」(meno mossoの部分はピアノ版にはない)
水色のアリオーソ:第1集第4曲「小さな人形のアリア」
リムセ:ギターソロ版からのデュオ化
アーノルド氏のオルゴール:第2集第6曲「アーノルド博士のオルゴール」
L嬢の肖像:第2集第7曲
ベルベット・ワルツ:「優しき玩具」集ではなく「プレイアデス舞曲集2」の中の「3つのワルツ」の1曲


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