2013年4月4日木曜日

フランス・ブリュッヘン&18Cオーケストラ

今日はトリフォニーホールで、フランス・ブリュッヘン&18Cオーケストラを聴いてきた。
1988年の初来日の折のテレビ放送を見て、ぜひ生で聴きたいと思っていてやっと実現。でもこれが最初で最後らしい。チラシにはブリュッヘンとの最後の来日とあり、ブリュッヘンが引退してもオケは残るのかな、とも???。
もともとは指揮者に転向したブリュッヘンが、自分で作ったオーケストラ。今年78歳で、ステージには車いすでの登場。指揮台に上がるにも介添えが必要になってきて、今後極東へのツアーはないにしても、ヨーロッパ(オランダ国内)や録音活動もなくなってしまうのか気になるところ。


今日のプログラムは、ベートーヴェンの2番と3番の2曲。ブリュッヘン&18Cオーケストラで最初に驚いたのはCDでベートーヴェンの1番と聞いてこんないい曲だったんだ、と思ったこと。今日の2番もあまりちゃんと聞いたことなかったけど、いい曲だったんだと聞き入りました。3番の「英雄」はいろいろな人の演奏を聴いているけど、テンポ設定や各声部の浮かび上がらせ方にブリュッヘンらしさを感じるところがあり、本当に素晴らしかった。

アンコール(シューベルト・ロザムンデ)もちゃんとやってくれて、オーケストラも引き上げたのに熱心なファンの拍手が鳴りやまず、もう一度登場してくれるのかなと期待したけどお疲れのようで、コンサートマスターが挨拶に再登場しての閉幕でした。

錦糸町の駅からトリフォニーホールまでの間で
スカイツリーのほぼ全景が見えるところがありました

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