2019年12月7日土曜日

コソボ出身のギタリスト

昨日、武蔵野市民文化会館でペトリット・チェクギターリサイタルを聴いてきた。ほとんど無名のギタリスタだと思うけど、1985年生まれでコソボ出身。ザグレブ音楽院を卒業後、バルエコに見出されて、アメリカのピーボディー音楽院で研鑽を積む。コンクール受賞的も数多いとプログラムにあった。
 曲目は
ハイドン:ソナタ ハ長調 Hob.Ⅱ:11(ヴォルター・デスパユ(クロアチア人チェリスト)編
シューベルト:6つの歌曲(メルツ編)
アグアド:序奏とファンダンゴOp.16
バリオス:情熱のマズルカ、最後のトレモロ、クエカ
ルディ(コソボ出身):3つの特徴的小品
シュレック(クロアチア):3人のトルバトゥール

ハイドンの室内楽作品の編曲とシューベルトの歌曲の編曲、ギターのために書かれた古典作品かと思わせるとても自然で優美な演奏だった。後半はバリオスが本当に素晴らしかった。情熱のマズルカと特に絶品で、ジョンの録音で聞いた覚えはあるけどその印象はまるで変わり、バリオス作品の中でもかなりの名作だと思える名演だった(今朝、改めてジョンのCDを聞いたけどはっきり言ってつまらなかった)。チェクと同じ東欧の現代の作品もなかなか聞き応えのある良い作品だと思った。

次回の来日があれば、またぜひ聴きに行きたいギタリストです。

コンサートの主催の武蔵野文化事業団は、ギターに限らずまだ国内では無名に近い演奏家を招聘して市民文化会館小ホールで紹介している。今ではほぼ毎年来日しているアナ・ヴィドヴィチも、この回の演奏がTVで放送されて俄然注目されるようになった人だ。
また、まだあまり有名ではない若い演奏家の会だからだろうけど、入場料が1000円というのも嬉しい!


一昨日(5日)は小平市で落語会に。笑点の黄色の木久扇や、人気絶頂の春風亭一之輔、柳家喬太郎、襲名披露の圓歌を聞き大爆笑してきました。


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