2017年10月30日月曜日

師のお寺

芳志戸師が最初の留学時、スペインの女性と恋仲になったという話は時々聞いていた。結婚も考えたが、日本に帰国して、そのまま音信不通になってしまったと。
その女性は涙ながらの別れの後、スペイン男性と結婚し、仕事を最近定年退職して、ずっと気にかけていた人生最愛の師匠のことをネットで若くして亡くなったと知る。そして、どうしても日本に来てご家族との面会やお墓参りをしたいという気持ちを、師匠と同時期にスペインに留学されていた関西のギ連のK先生に連絡をし、その先生から春ごろ「ご家族へのコンタクトを教えてほしい」という旨の電話があった。
どうしたものかと迷っているうちに、ロンドンの諏訪君に彼のホームページを見たその女性の息子さんからメールがあり、諏訪君はその女性と直接電話話していきさつや気持ちを聞いたという事で、ご家族へのコンタクトは彼に任せることに。でも、ある程度予想通り、師匠のお母さんは100歳を超えて施設での生活だし、お姉さんもそれなりの高齢という事で「お気持ちだけで」という事に。それが8月になる頃の話で、そのままになっていた。

ご家族との面会はできなくても、日本に来て墓参をしたいという気持ちは変わらないようで、この冬に来日して墓参をしたいけど場所が分からないという事で、K先生から関東のギ連のU先生(師匠が元気なころ一緒に草野球をし、足利のイエペスの講習会にもご一緒した方)経由でお寺の場所を聞かれた。
お墓参りには行くには行ったけど、お寺の名前は全く覚えてなくて、急ぎ知っているであろう人にメールをして水戸市の薬王院である教えてもらった。もう二度と忘れないようにしないと。

お知らせしたU先生からの返信の中に
私も、来年で70才です。思えば長く生きて来てしまいました。荘村さんと酒を飲む機会がありますが、その中で必ず幹雄さんの話がでて来ています。彼がいたら、ギター界も少し変わっていたかと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿